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『由加里 50』
「あーら、どうしたの? 赤ちゃん? 出しちゃいなさいよ ――――」
「ヒイ! ひどい!ィイイイイ」
  似鳥可南子の言葉は、由加里の精神ばかりか、肉体まで打ち砕く。悲鳴は、それによる苦痛の表明である。溲瓶を押しつける圧力はさらに増していく。
「ムグ・・ムギ・・・ウウ・ウ・・ウ・ウ」
  緊張のあまり、膀胱付近の筋肉が過活動してしまったのだろう。尿がなかなか、顔を出さない。
「赤ちゃん!?」
「その赤ちゃんって・・・・・・・・ウ・ウウ・、や、やめてください! イウ・・ウ・・ウ・!!」
「排尿すら、一人で出来ないコが赤ちゃんじゃなくてなんなのよ」
  とても白衣の天使とは思えない言葉に、由加里は絶句した。他の患者にもこんな風に接するのだろうか? いや、そんなことはありえない。おそらく、由加里にだけ、こんなことをするのだろう。そうでなければ、看護婦などやっていられるものではない。

 由加里は、ジャガイモのような顔に、ぴあのやかなんの原型を見た。それは、うっすらと見えるサディステックな微笑みのことである。それに触れると、肛門に素手で、むんずと侵入され、脾臓を摑まれているような気がした。
あたかも、二人に責められているような気分になった。

――助けて! 海崎さん! 鋳崎さん!
  少女の何処かに、二人は、確か棲んでいる。もう二人に助けを求めることに、疑問を感じない。それは、一つのあきらめだった可能性がある。
「ほら! はやく出すのよ! 患者さんは、あんたたけじゃないのよ! 赤ちゃん!」
  排尿を意思に反して、こばんでいる由加里に対して、情け容赦ない言葉の暴力が投げつけられる。
「れ? 何だろう? 何か、濡れてきてない? これって? おしっこじゃないよね、赤ちゃん?!」
「ひ!ぃっっい!!」
  ふと、力を抜いたせいなのか、わざとなのかわからないが、ガラスの淵が、由加里の小陰脚にめりこんだ。そこの部分だけ、もりあがっているだめに、見方によれば男子の亀頭に見えないこともない。
「ぁ、汗です!」
  少女は、かって照美とはるかに、言ったいい訳を繰り返した。あれほど苦しい訳は珍しいだろう。

―――ああ、あれは正夢だったのかしら?
  あまりの悲しさに涙すら出なかった。未だに、自分が立っている場所がわからない。自分が本当にこんなところにいることが考えられなかった。

―――これから、期末テストだ。それさえ、終われば楽しい夏休みが待っている。今度の夏休は、香奈見ちゃんたちと、旅行に行くんだ。はじめて友達だけで行くことを、ずっと前から楽しみにしていた 
―――――はずなのに。いま、私は何をしてるんだろう? 誰も彼もから、いじめられ、精神的にボロボロにされたあげくに、車に飛び込んだ。

 そして、いま、こんなところで、他人の前で、恥ずかしいところを丸出しにしてる。どうして、死ねなかったんだろう!? 生き地獄よ。神さまは、どれほど私が傷つけば死なしてくれるの!?
 由加里は無表情だったが、その実、千差万別の感情に翻弄されていた。
そんな少女に、さらに侮辱の言葉が投げつけられる。それは、ちょうど、唾入りのジュースを頭からかけられることに、似ていた。

「こんなに濡らしちゃうなんて、もしかして、赤ちゃんたら、もう体験しているのかしら?」
  ヘンにしなを作った表情は、かなんよりも、さらにパワーアップされた気色悪さだった。いや、ハイグレードと言ったほうが適当かもしれない。
「うぐぐぐぐググググ・・・・・・ウ・ウ・ウ・ウ・ルグ!?」
 可南子の操る溲瓶は、由加里の膣の中にめり込んでいく。そして、奥に嵌るにつれて、いやらしい粘液が、溲瓶のなかに、そのおぞましい触手を伸ばしていくのだった。それは、まるでナメクジのように、見えた。
「やっぱり、おしっこじゃなくて、こんなのを出したかったのね、本当にいやらしい赤ちゃんね」
「ウウ・ウ・ウ・・ウ・ウ・ウウ!」

  ついに、落涙を我慢できなくなった。銀色の氷柱が、液体の水にならずに、幾つも、音もなしにこぼれ落ちる。どうして、それらは透明なのだろう。可哀想な女の子が流した血がイッパイ含まれているというのに、一点の汚濁もない。
 
 本当に、人間から涙が枯れるということはありえないのだろうか。

「オネガイです! 出ちゃう!」
「まあ、はしたない声、いいでちゅよ、赤ちゃん ―――」
 咄嗟に、溲瓶を引き抜いて、尿道が真ん中にくるように、はめ直す。そのとたん ――――。
「ぃいやああああ・あああ!」
シャアアアアアアア ―――――。
 少女の泣き声と、尿の発射音が同時に聞こえた。それらは奇妙なハーモニーを作って、病室に嗜虐と羞恥心の絡み合いの虹を作る。
「・・・・・・・・ウ・ウ・・ウ・ウ・・ウウ!」
 被虐のヒロインは、不自由な体を必死に、曲げて、現実から背を向けようとしている。顔をあさっての方向に向けて、必死に可南子の視線から逃げようとしている、
「そんなに泣かなくてもいいでしょう? ただ、淫乱な中学生だってことがバレちゃっただけじゃない?」
「・・・・・ウ・ウ・ウ・・ウ・ウ・ウウウ! そんなのちがいます! ウウ・ウ・ウ・・ウ・ウ・ウ・・ウウ!」
 由加里は、偽りの衣服を着せられることには、いい加減に慣れているはずだった。しかし、自分の母親のような年の女性に言われるのは、またショックの度合いと質がちがう。

「・・・・・・・?!」
  可南子をちらっと見てみると、彼女はあからさまに嘲りと同情の入り交じった表情を向けている。それは、少女の自尊心を粉々に砕いた。しかし、それだけでは済まなかった。
「う・・・・・・・?!」
   事もあろうか、彼女は溲瓶の口を鼻に近づけて、くんくんと臭いをかぎ始めたのだ。由加里は、常識からすれば、とても信じられない行動に、ただ呆然とするしかない。
「スゴイ臭いだわ、それに尿とは別の成分も含まれているわね、きっと、とてもえっちな成分が含まれているにちがいないわね―――」

「ヤメテ!もう、いや!アアアア・・ア・ア・ア・・ア・・ア!」
   由加里は、両手で両耳を覆うと、泣きわめきはじめた。涙と鼻水が、透明な氷柱を作る。
「とにかく、これは叔父に、ちゃんと調べてもらうわ」
「そんな・・・・・・」
  少女は気が気でなかった。一体、どんなものが出てくるというのだろうか?
「そうだ、叔父っていうのは、ここの院長なのよ。あなたを診てくれた先生よ」

――――――――え!? あれって、正夢だったの? じゃビデオも!?
由加里は、周囲を見回した。総て撮影、録画されているのだろうか?それは、完全に悪夢だった。

――――この看護婦さんは、病院で相当の力を持っているんだ・・・・・。由加里は生きた心地がしない。これから、かなんにされたように、性的なおもちゃにされるのだろうか。いや、彼女自身がここに来るかもしれない。そんな目に合うなら ――――――――。

 少女は、ふと窓の外を見た。この病室は地上6階である。彼女がかつて読んだ『完全自殺マニュアル』によれば、「確実に死ぬためには、最低、10階までは登るべきだ」と書いてあった。古本屋でたまたま見つけたのだが、すぐに放り出してしまったことを憶えている。そのあまりにリアルさに怖れを為したのである。
  ただし、ここでいうリアルさとは、自殺の過程や手段が克明だったということではない。いま、彼女がおかれている状況が、端的に、それを物語っている。すなわち、動機という側面において、刹那的なリアルさを感じざるを得なかったのである。

―――あら? 何処を見ているの? これから死ぬつもりなの? なら、今すぐにでもどう?
もしも、照美ならそう言いそうである。人間に対する洞察力に優れた彼女のこと、そのくらいのことは、簡単に、見抜いてしまいそうだ。
 
  そのころ、照美はどうしていたのだろうか。

 もうもうと、白い霞みが、海崎家の居間を覆っていた。朝日は、それに跳ね返されて、ごく一部しか室内に侵入できなかった。しかし、言っておくが、海崎家に喫煙の習慣がある者はいない。長時間にわたる話し合いがもたらした産物だった。

 話し合い? それは、平和的で協調に満ちた、意見の交換のことを言うのだ。今回、この戦場にて、行われた銃弾の応酬を表現するのに、それは、全く適当ではない。
 それは、昨夜から、いや、昨日の夕刻から、延々と続いた。実に、12時間。ついに、互いに精も魂も尽き果ててしまったのである。
 海崎家の三人と、鋳崎はるか。
 参戦者の4人は、伸びすぎた舌と手足を、なんとかまとめようとしている。それらは、この戦で使った武器の類だ。朝が来たとはいえ、とても、その日の労働に耐えそうにない。

 あるものは、頭を抱えて、眠気をなんとか堪えようとするし、あるものはソファに首まで寝っ転がって、憂さを払おうとしている。まるで、一家心中のちのような暗鬱たる空気が、立ちこめている。それは、先ほど述べた通り、朝日すら拒む霞みを産む。

 テーブルの上を見れば、出前と思われるラーメンが4つほど、うららかに鼻歌を歌っている。濁ったオレンジ色の沼には、ボウフラすら育たない。その様子は、この家で起こったことを暗示しているように思えた。
 その停滞した空気を一掃するまで、行かなくても、一石を投ずるぐらいの効果を為した者がある。

「私、学校に行く」
「照美 ―――」
 百合絵が、娘の言葉に、何とか応じようとする。しかし、上手く声が出ない。近来、まれに見る長期戦に脳を浪費したせいだろうか。脳も発声器官も本来の能力を発揮できない。
「何も食べなくて良いの」
 それでも、ようやく人語らしきものを発することが出来た。しかし、照美は照美で、短い反応しかできない。
「いい ――――」
 ゆらゆらと鞄を使って、立ち上がろうとする。何と、鞄を自室に持って帰る暇なく、議論が始まったのである。何とか、立ち上がると、母親に背中を向けようとする。その瞬間に、彼女の肩に誰かが、手を掛けた。
「照美、待てよ!」
はるかは、二人よりもやや勢力が余っていると見えて、より人語に近い。
―――――ふん
実際にそう言ったわけではないが、照美は、肩でそれを拒否すると、廊下に出て行った。
「はるか」
「わかっているよ、百合絵ママ ―――」
短く答えると、はるかも照美に続く。二人とも、着替えもせずに議論を続けたために、制服の所々に、皺が寄っている。
「・・・・・・・・・・!」
 
 はるかは、ごく自然に照美の横に並んだ。しかし、彼女は別段拒否するわけでもなく、いつものように、敷地を出る。
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
 無言のまま、学校を目指す。端から見れば、普通に仲が良い友人どうしに見えたことであろう。だが、二人は見えないところで、まさに冷戦のごとく凍った火花を散らしているのである。

「あーら、おはよう、照美ちゃんに、はるかちゃん ――――」
 近所の人たちは、普段と同じように、挨拶をしてくる。それに瑕疵なく返してくるので、みんな何事もなかったかのように笑っている。爽やかな朝を満喫している。昨夜、この地で何があったのかも知らずに、当然のように平和を謳歌している。
 しかしながら、これから教室のものたちは、これまで感じたことのない恐怖をもって、彼女らを迎えることになるのである。

テーマ:萌え - ジャンル:アダルト

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