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 『おしっこ少女 10』


 シャワーの音が聞こえる。だが、何だか別の世界から響いてくるように思える。自分は既に黄泉の国へ旅立ってしまい、魂になって現世を彷徨っているのでないか、まひるは、そのような妄想を逞しくする。
 意識が次第に戻ってくる。
 少女は、全裸にされていた。牢獄からすでに自由になったというのに、意識が遠い世界に迷いこんでいるためか、その事実に気づいていない。晴海に支えられながら、ようやくタイルに座していることができる。
 「・・・・・・」
「ようやく、お目覚め?」
「ハア・・・・はあ?!・・・ぁぁあぁああああ!?」
 いきなり身体を摑まれたウナギのように、少女は身を躍らせた。地獄の生地から解放されたぶん、身体は自由に動くはず・・・・であった、しかしながら、事態は少女の思うとおりにはならない。
「ぁああぅ・・」
 まるで、空気を抜かれた風船のようにひしゃげてしまう。少女が、あのスーツから蒙ったエネルギーの消耗は彼女の想像をはるかに超えるらしい。
「ほうら、はりきらないの?まひる赤ちゃん」
「ウウ・・、わ、私、ウウ・・・あ、赤ちゃんじゃ・・ウウア、ない・・!?」
 晴海の顎を見あげる。しかし、少女の双眸には力が感じられない。
「赤ちゃんは、自分の力の限界を知らずに動き回るものでしょう?今のあなたとそっくりじゃない?だから、あ・か・ち・ゃ・ん」
「うう、ひどいぃ・・・ウウ」
 
 女性捜査官の侮辱に激しく泣き始める少女。弓なりになった背中が震えている。
「ほうら、泣かないの、赤ちゃん、汚れたから、きれい、きれいにしまちょうね」
「・・・・」
 完全に抵抗する力を失った少女は、晴海がシャワーの温度を調節する姿を恨めしく見ている。自分がひどく侮辱されていることに気付きながら、抵抗するいっさいの手段を取りあげられている。女子生徒会長ができることは、ただ、銀色の液体を頬に添わせることだけだ。
「うう・・もう、もう、いじめないで・・クダ・・うううう!!」
 少女は、晴海の大腿にその可愛らしい顔を埋めた。彼女が泣き嗚咽を出すたびに振動が熱い温度とともに伝わってくる。
 女性警察キャリアは、冷静を保っているが、中学生の少女から伝わってくる刺激に、精神のあるていどの動揺を感じていた。自分はこの子を憎んでいるのだろうか、愛おしいと思っているのか、まったくわからなくなっていたのである。
「ほら、温かいでしょう?」
「ウ・・・うぅぅっぅ?!」
 自分にかかってくるシャワーは、かつて彼女が得たであろうはずの母の温度を彷彿とさせる。すると、水量が増えれば増えるほどに、余計に哀しくなって涙が零れてくるのだった。
「ぇぇぇエ・・・ェェェェェ」
 激しい嗚咽のせいで少女は激しく噎せる。涙とともに夥しい量の鼻水が流れる。何と、晴海はそれを・・・・。
「うぐ・・き、汚い・・あいう」
 少女の小作りな鼻に接吻すると、それを吸い出したのである。そして、あたかもそのことが真実かのように言い放ったのである。

「愛しているわ」
「ウ・・うう・・ウウウ!?」
 さりげなく言った言葉が中学生の心に回復不可能な痛手を負わせる。晴海は、そんな心理がわかっていながら、あえて、突きつけたのである。
 その甘い匂いを漂わす薔薇には、あきらかに鋭い棘が無数に生えている。だが、少女はそれを予感しながらも、そちらの方向へと靡いて行かざるを得なかった。
「ほ、本当ですか?わ、私をあい、愛してくれているのですか?」
 少女は、必死だった、学校でもそして、家庭ですら、完璧だと一片の疑いすら抱かなかった愛情がいとも簡単に消え失せた。今は、心細いながらも、この美しい女性捜査官の情愛らしきものに頼らざるを得ない。
 しかし、まひるの次の言葉は、彼女が完全に晴海の軍門に下ったことを意味するのだろうか。
「本当ですか・ウウウウウウ、わ、私も・・」
「そう、私を愛してくれているのね」
 冷え切った唇が少女の言葉と心を奪い取る。大人としても、簡単にそんなことが叶ったりしたら、それはそれで面白くないのである。ゲーム感覚からすれば、目指す宝物を得るのにそれなりの苦労をしたほうが、得たときの悦びが大きいというものだ。しかし、その点は気にしていなかった。見たところ、この中学生の女の子は完全なかたちで自分に身体を許したわけではない。
 むしろ、藁を摑む思いで自分に助け船を求めてきただけだ。彼女が置かれている状況はあきらかに逼迫しているのだ。
 
 だから、あえて意地悪をすることにした。
「だけど、それには条件があるのよ」
「じょ、じょうけん?」
 本来は理知的な美少女の顔が、幼女に戻ってしまった。
「そうよ、この汚れを落とさないとね、とても、臭いわよ、しかも、これはあなた自身から出てきたことを忘れないことね」
「ウ・・・?!」
 ぬるま湯から、ドライアイスが浮かぶ海に落とされたようなものである。
 石鹸の塊が足の裏に擦りつけられると、しだいに、踝、脛と上がっていく。
 ふいに、耳の裏がくすぐったくなる。晴海の唇が耳たぶを吸っているのだ。
「汚れているわ、隅々まで綺麗にしないと、でも、まひるちゃっは、こんなところよりも別の処を洗ってほしいのよね、もっと、悪臭を放つ恥ずかしいトコロをね」
「そ、そんな・・ウウ」
 中学生の少女はいやいやする。こんな顔をすると、本当に小学生にしか見えない。中学生などは精神性だけで、小学生と距離を取っているにすぎないのだ。こんな簡単なことでその距離はゼロになってしまう。いや、今のまひるはむしろマイナスになっているとさえ言えるだろう。幼児退行しているのだ。
 晴海は心底、それを可愛らしいと思った。母性というのだろうか、女性捜査官がそんなものを持ち合わせているとは今の今まで気づかなかった。
「フフ、可愛い」
「可愛い?ウウ、わ、私、そ、そんなに可愛いですか?ウウ」
 苦悶の表情で洩らす言葉ではない。しかし、現在の少女が置かれている状況はまさに、その表情が相応しい状況だった。彼女は、たった一本の糸によってどうやら精神的な生存を許されている。それが、この晴海という美しい警察官らしい。その彼女に「可愛い」と言われることは、たとえ、それが愛玩動物に向けるような視線であっても、中学生にとってみれば、自分のリーゾンデータルのすべてを保証してくれる担保に他ならない。
 
 一方、晴海のピアニストのような指は少女のハマグリに達していた。
「そう、特にここが可愛いわ、ここを触れてほしいんでしょう?」
「ぁ・・ウィ・・あ」
 まるで、酔っぱらいのような嗚咽を出す少女だが、それを簡単に認めるわけにはいかない。そうすれば、はるみという少女の人格、すべてを自ら否定することなってしまう。
 意地になっている少女を可愛いと思いながらも、彼女の本心を知ってじらすことで、本当の自分と体面させることにした。少女の未発達な性器から指を外すと、彼女の肩を乱暴な手つきで摑み取った。
 「そう」
「ぁ」
「あれえ?もっと、触れてほしいのかな?」
「ち、違う・・うう」
 口では拒否しながら、大腿を閉じて激しく添わせようとする。
「だあめ!」
「うぐ・・ぁ」
 晴海の残酷な指が少女の大腿の内側、そこのもっとも柔らかいところを抓り挙げる。爪を切っていないために、肉への食い込みは半端ではなく、見えないていどの出血を見るまでに傷付けた。
「臭うわよ、上半身も相当汚れているわよ、あなたのいやらしい液で、ふふ、ねえ、まひるちゃん、話は変わるけど、書道部を存続させる条件って何なの?」
「え?」
 まひるは、驚いた。晴海の口からそんな言葉が迸りでてくるとは思わなかったのである。
「ウウ・ウ・ウ・・うう?!」
 もはや、この人には何も隠し事ができないと諦めざるを得ない。
「ググ・・ふあぁ、そ、そんなところ・・・ぅあ」
 晴海の意地悪な手は、少女の乳首を探り当てる、まだ、芽乳房、それもつい先ほどふくらみかけたのが分かる程度、そんなピンク色をいやらしい手つきでこねくり回す。
 「本当に、恥ずかしいカラダね。こんなに幼い身体なのに、こんなに硬くして興奮しちゃって、弄ってほしくてたまらないのね」
「そ、そんなの・・う、嘘です!ぅぅうあ!?」
 ヨダレを垂れ流しながら、抵抗するので、少女の言い分ににはまったく説得力が感じられない。
「ふふ、嘘言ってもだめよ、さあ、答えなさい、安藤さんたちはまひるちゃんに何をさせようっていうの?」
「っ・・っゥウウウ・・、恥ずかしい恰好で街を、ウウウウ、あ、歩かせるです・・っ」
「ふうん、東横線って?どうして、そんなところまで」
「私のためを思って、そんな遠いところでって恩、ううゥウウ、恩、着せがましく・・ウウウゥ、言うけど、本当は、ああっ、も、問題になるのが、・・・困る・・・ウウウ、だぁら」
 だんだん、声に鼻がかかってくる。
 晴海のねちっこい指が再び、中学生のハマグリに指を食い込ませたのだ。
「ほら、早く、話なさい!!」
「ぃ、痛い!!ぅあ」
 痺れを切らした晴海の指が、クリトリスを潰しにかかった。残酷な催促は少女に接種された自白剤の役割を十二分に果たそうとしている。
「クア・・はあ、はぁ・・、遠いところに電車ってわざわざ、行くんです。ィウウ・・ああ、ぁぁ」
晴海の胸で、激しく号泣する。そんな間にも少女のハマグリは彼女の手によってこねうりまわされ、貝柱やヒモが10%ほど膨脹している。
「お友達で楽しく外出ということね」
「ひ、ひどぃ・・ゥウゥうう?!」
 おそらく、かつてはそういう友だちもいたのだろう。そう、女性捜査官は見当をつける。
「外崎さんと仲よかったみたいね」
「あ、綾ちゃん・・・や、やめてください!それは、それあ」
まひるにとってみれば、決して失ってはならない大切な友人のことである。決して触れられたくない傷が無惨にも広げられ、内部にメスが入れられた。
 無神経というのは、あくまで自分が他人を傷付けているのを自覚していない場合に限られる形容である。けっして、それを自覚して行うことに関して使う言葉ではない。晴海がやっていることは、まさにそういうことなのだ。

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

  『おしっこ少女 9』

「ふふ、もう限界のようね・・・起きなさい、子猫ちゃん」
「ウウウ・・・!?」
 とつぜん、上腕を摑まれるなり、まひるは立つことを強要された。月に向かって引き上げられるような気がした。優しい光を讃える月でなくて、冷たい光を放つ氷の牢獄に放り込まれるような錯覚を憶えた。
「あぁぐぐグ・・・グググィ!?」
「ふふ、いい?そんな気持ちよかった?」
 それどころではない、外部から急激な刺激を受けた悪魔の生地は、激しく収縮し、それが蓄えた力は少女を激しく陵辱する。すなわち、性行為の最中に男性に立ち上がられた女性のごとく、下半身から激しく震える官能に身を悶えさせたのだ。
「すごいわよ、服の上からも、まひるちゃんが興奮しているのがわかるわよ、そんなに気持ちよかったのね、羨ましいわ、そんな恥ずかしい体に生まれて!」
「ウウ・ウ・ウ・・うう、嘘です!!アアア・・・ああ!?」
 激しく悶えながらも、まひるは、テニスラケットを放さない。
「本当に、テニスが好きなのね」

 極度に厳しいテニス部になると、練習の開始と同時に手に縛り付けられて、終わるまで戒めを解くことを許されないらしい。
 この少女は、それほど厳しい訓練を受けてきたというのだろうか。健気にもスポーツを愛する精神に徹している少女に、晴海は拍手を送りたくなった。あいにくと、片手が塞がっているために、それは不可能である。
 その代わりと言ってはなんだが、少女を揶揄することにする。 
「あなたの右腕はまだ、テニスがしたいって言っているわよ」
「ウウ・・ウうう。もう、もう、限界です・・・ゆ、許してクダさい・・ィ」
 さすがに限界を超えていると判断した晴海は、ようやく、地獄のテニスから解放することにした。
「そうね、今日はこれくらいにしてあげるわ」
「ハア・・はあ、あ、アリガトウ・・・ご、ございます・・ハア・・ああ」
 ほとんど、息も絶え絶えという他に表現がない。アウシュビッツから解放されたばかりの囚人のように、一人で立つのもままならない。
 それがわかっていながら、残酷に質問する。
「一人で歩けるかしら」
「ヒ、さ、触らないでください・・ぁ」
 まひるは、外部から刺激を受けることを極度に怖れた。今の、まひるは蚊がぶつかることすら嫌がるにちがいない。
 だが、言ってしまってから、ひどく失礼なことを、奴隷の自分が言っていることに気づいた。別に奴隷だと、自分に対して明示したわけではないが、適当な訳語がないために便宜上、そのようにしておく。
「す、すいません」
「いいわよ、まひるちゃん、早くお風呂に入ろうね。このテニス場には会員制の宿泊施設があるのよ」
 失言に対して謝罪する少女を、愛おしく思いながら晴海は言った。

 受付で宿泊の手続きを終えた晴海は、夢遊病者のように蹌踉ける美少女を、先導して
部屋に向かった。
「ほら、ちゃんと歩きなさい、赤ちゃんじゃないんでしょう?まひるちゃんは。それとも赤ちゃんみたいに愛情に飢えているのかしら?」
「ウウ・・ウ、ひどい・・・っ」
いちいち、ツボに嵌った悪口を繰り出してくる。女性警察官僚の言葉には刺がある。しかも、安藤ばななと違って、洗練されているからなおさら質が悪い。
 ボンデージ服の中は、彼女じしんの愛液によって満たされている。ほどんど水の中にいるようだ。しかも、ぬめぬめする生地によって、始終、締め付けられていたので、ほとんど全身を縛られたままで葦の密生する沼地を歩かされたようなものだ。
 少女の疲労はピークに達していた。
 エレベーターで晴海が押したボタンは、最上階を示している。しかし、どうしてこんなどうでもいいことが目に入るのだろう。
「はあ、はあ、はぁ・・・・・・ウウ・・っ!?」
 身体の何処かを動かすたびに、女性の敏感な場所が刺激される。少女のクリトリスは高温多湿の環境にて、とんでもないことになっている。当然のことながら、押し潰されて表皮が剥かれている。
 気の遠くなるような官能に苛まれながらも、少女は、大変な事実に気づいた。
「でも、あの機械がないと、これを脱ぐことはできないんじゃ・・・そんな」
「ふふ、それは嘘よ」
 いかにもあっさりと重大なことを言われて、少女は一瞬、反応に戸惑った。
「ひどい!悪魔!ゥア・・・うぅぅっぅぅ!?」
 一瞬だけだが、自分の獲物が持つ本来のプライドが、その目に宿るのを確認することができた。思わず、ほくそ笑む。
「かわいいわ」
 ペットのマルチーズを見るような目が、まひるに突きささる。自分は、犬じゃないのに!
 悔し涙が床に落ちるのが見える。きらきらする反射が美しすぎるのが残酷だ。失恋をした夜、ネオンサインが冷たく見えるのと近いかもしれない。いや、恋愛というものは罷り成りにも、自発的な行為である。
 しかしながら、今、まひるが目の当たりにしている境遇は、彼女じしんが望んだことではない。まるで奴隷のように引き込まれたのである。何にか?少女はその答えを出したくなかった。もしも、掘り当ててしまったら、自己の存在自由が明後日の方向に飛び去ってしまうように思えたからだ。
 絶え絶えなく流れる涙に、頬を濡らしながら少女は自分の孤独に胸を引き裂かれるような思いに苛まれていた。 しかも、それを辛うじて曖昧にしてくれるのは、安藤ばななを筆頭するにするいじめっ子たちと、残酷さという意味に置いて彼女たちをはるかに凌駕する、麻木晴海という警察官僚なのである。
 ある部屋の前に到着すると、鍵を差し込んだ。
「ようこし、ここはいつも、私が使っている部屋なのよ、それから、まひるちゃんが愛する大事な家族のみなさまを招待してあるの」
 スチャとドアが開く、まさにその瞬間に悪魔の声が聞こえてきたのである。思わず、魔の手から逃れようと藻掻いた。
「ぁぁあぁあうううぅうっぅぅ!?」
 「バカな子ね、どうなるのか、痛いほど分かってるんじゃなかったの?頭のいいまひるお嬢は?」
 いかにも小馬鹿にした美貌が宙に浮いていた。晴海は黒っぽいテニスウェアに身を包んでいるために、薄暗い廊下でそう見えたのである。
「ぅぅうっぅうl!?ヒドイィィ!?うううぅぅっぅぅぅ?!」
 ブザマに床に転がった少女は、じたんだ踏んで悔しがった。晴海の笑顔を見たとたんに、彼女の真意を見抜いたのである。
「フフ、嘘よ、ちゃんとわかったんだ。賢い、賢い、フフ」
 悪魔の笑声を上げると、今度は情け容赦なく少女の華奢な首根っこを摑むと、それはあまりにも白かった、それこそ、プラチナのように透き通っていた、晴海はその美しさに唾を飲み込んだ。そして、少女を部屋の中に荷物のように引き入れた。
「いやあ!いやあ!もう、いやあぁぁあっぁ!?」
 入室してしまえば、そこはもう防音装置が取り囲んだ密室である。たとえ、ここでハードロックのバンドが生で演奏しようとも、外にはほとんど音が漏れないだろう。
 さりげなく、この美しい警察官僚はそのことを少女に告げた。それでも、幼女のように泣きじゃくる。
「ふふ、まひる赤ちゃんは、いったい、誰を求めて泣いているのかしら?ママ?ふふ」
「うううぅぅっぅうぅぅ・・・・ウウウウううう?!」
 身体を裂かれそうな侮辱を一身に浴びて、少女は、ボロぞうきんのように床にうち捨てられている。
「何時まで、そこに転がっているつもり?それとも、インランなまひる赤ちゃんは、おませだから、ずっとそのままでいたいのね」
「ウウ・ウ・・ウ!ち、違います!うぅぅl・・は、はやく、脱がしてくだ・・・ウウ・ウ・・ウ・ウ
 はあ、はぁ、死んじゃう・・ウウ?!」
「だったら、自分で立って浴室まで付いてきなさい、それとも明日の朝までそうしてる?」
 明日の朝というキーワードが少女の何かをこじ開けたようだ。まひるは、股間のことも忘れて、立ち上がると叫んだ。そして、後悔した。
「そうだ、明日、用があるんです!!あぁ・・・・はあぁ」
「ほら、何回、失敗すれば学習するの?あなたって、学習能力、ゼロね」
 成績優秀をまさに自認してきた、彼女にしてみればそれは耐え難い侮辱に他ならないが、今は、このおぞましい生地から自由になりかった。
「ウウ・・」
 悪魔の手に自分の身体を委ねることにしたである。
だが、あくまで晴海は酷薄だった。
「私は、自分の足で付いてきなさいって言ったのよ、聞いていなかったの?」
「ウウウ・・」
 芋虫のように這ってくる少女を見て、満足そうに微笑むと晴海は銀色に光る金属を示した。
「鍵?」
 それはさえあれば、少女はこの屈辱的な状況から解放できるはずだった。しかし、それを得る手段はあきらかに奴隷のそれとしか言いようがないほど、従属的だった。何故ならば、その鍵は、彼女の主人である晴海の手にあり、彼女の憐憫を買わねば念願は叶わない。
 
 だが、そんなことを斟酌する余裕は、少女にはすでにない。
 気が付くと、再三繰り返してきた失敗を忘れて、手足を動かしていた。
「ふふ、なんど同じ失敗を繰り返したら気が済むのかしら?」
 やおら近づいた晴海は、屈むとその長い指を少女の身体に這わせる。そして、臍を超えて骨盤を探し出す・・・。
 何と、瑞々しい肌触りだろう。ゴムの生地の上からでも、それが如実に伝わってくる。晴海は、女盛りでありながら多少なりとも嫉妬を憶えていた。なおさらいじめたくなる。爪と指を使って微妙な圧力をコントロールして、少女により性感を与えようとする。
「ぁあぁぁぁぁ!?」
 暴力的で嗜虐的な手から、少女は逃げる手段を持っていない。見る見るうちに、凶悪な指は、少女のハマグリを摑みとっていた。
「ああ、そうか、それはオナニーなのね、もっと、気持ちよくなりたいんだ。そうなら、こうすればいいのよ!!」
「ァアアギググ・・・あ!?」
 晴海の手が少女の股間に食い込むと同時に、少女は断末魔のような声をあげた。性感の絶頂とは苦痛に限りなく近いのだろうか。被虐のヒロインの顔には、恍惚とともに苦悶の色がはっきりと見える。
 「ああ、また、イかせちゃったか。まったく、世話の焼ける」
 晴海は、まさにオルガスムスの絶頂にある少女を見下ろしながら、彼女の日曜日の事情というものが知りたくてたまらなくなっていた。




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『由加里 92』


 由加里が毒牙にかかろうとしている時、照美と郁子はカラオケを後にしようとしていた。もちろん、携帯は料金を考えて、すでに切ってある。
「郁子ちゃん、楽しかった?」
「うん・・・そうだ、あたし、携帯、持ってるんだ」
 思いだしたように言い出した郁子。照美にとって見れば、それは意外な事実だった。最近の小学生の動向は、ニュースなどでは頓に耳にしていたが、情報化がそこまで進んでいるとは思わなかった。
「じゃあ、アドレスの交換しようか、わからない?こうやるんだよ、貸してごらん」
 その時、小学生の小さな頭に浮かんだのは、海崎百合絵のこんな言葉だった。

「知らない人に貸したらだめよ」

「あ、返して・・・」
 美少女は、女の子に拒絶感が見え隠れしているのを見落とさない。だが、月並みな言葉でお茶を濁すことにした。
「もしかして、カレのが入ってるとか?」
「そんなんじゃないもん」
 しかし、携帯の中身を知って本当に驚愕するのは、照美の方だろう。郁子の携帯に自分の母親のアドレスが入っていることを知ったら、どんな顔をするだろうか。
 照美は、そんなこととは露知らず、姉さん顔で妹を相手にしているつもりだ。こんな姿を鋳崎はるかが目撃したら、おそらく、いや、90%の可能性で親友をからかうネタにするつもりにちがいない。
 照美は、その時が音もなく近づいているにもかかわらす、さらに姉さん顔をする。

「郁子ちゃん、可愛いからきっともてるわね、クラスの男子が放っておかないでしょう?」
「そんなのいないもん・・・・でも、お姉さんならいそうね、男の子が放っておかないんじゃない?」
 照美は、思わず笑声を洩らした。
「ふふ、私か、どうも、男子から畏れられているような気がするな」
「綺麗すぎて怖いのかな」
「うん?」
 適当に言っているようで、真実を洞察する。小学校の高学年とは誰でもこんなものか、それとも、彼女が特別なのか、とにかく、照美は聡い少女に好感を持った。
「お姉さん、歌うまいよね、プロみたい。アイドルとは違う感じの歌手になれるんじゃない?」
「郁子ちゃん、西宮さんには内緒よ」
「え?どっち?」
「由加里さんよ、いい?」
黙って肯く、少女に照美は打ち明けた。
「冴子さん、ロックバンドをやってるでしょう?私、その新しいヴォーカル、歌手になるかもしれないんだ」
「え?そうなの、アッセウブ、なんだっけ?」
「アッセンブル、ナイトよ」
「由加里さんには内緒よ」
 自分が由加里の姉が主催するロックバンドに参加することによって、かなりのプレッシャーを彼女にかけられるのではないか、照美は、お姉さんを演じる中で、どす黒い笑みを浮かべていた。
 だが、それは容易に崩れ去る運命にある。遠目に、あまりに見知った顔を発見したからである。女の癖に、普通の男子よりも頭一つぶん大きいのは一体何者だろう。考えるまでもない、鋳崎はるかである。
 すぐに逃げようと、裏道を伺おうとした瞬間、親友の老獪な双眸とぴったり出会ってしまった。
 30メートルも離れているはずだが、トップアスリートの卵の視力から逃れることはできなかった。すぐに走り寄ってくる。
 ジャージ姿でテニスラケットを背負った体育会系、向こうから飛んでくる大柄の女の子はそのようにしか表現できそうにない。
 二人を取って喰える場所まで近づいた。白皙の美少女は、さすがに額に汗を浮かべている。
 彼女は、いたずらっ子のような笑顔を浮かべると、いかにもおかしそうに言う。その口端からは、親友をからかってやろうという悪意が見え見えである。
「よ、照美!あれ、このお嬢ちゃんは?」
「はるか・・・・・・・」
 思わず、美しい顔が滑稽に歪む。こうなってしまえば、絶世の美少女も形無しである。だが、照美を救う神の手がぬっと現れた。
 この小学生は、二人が予想だにしない言葉を吐いたのである。

「いつも、姉がお世話になっております。今朝、生まれた、末の妹の郁子と申します」

 神妙な姿に、数秒の沈黙の後に、二人は爆笑せざるをえなかった。
「ほう、今日一日で、ここまで成長したってわけか?」
「お姉さん、この人、男なの?」
 はるかを怖がっているのか、郁子は、その小さな身体を照美に絡みつかせる。
「本当はそうなのよ、変態さんなのよ。男のくせに女の子の恰好をしたがるって、学校でも評判なの」
「照美!わざとらしくしおらしくするな!」
 二人で歩いていると、似合いの恋人同士に見られる。照美は意外そうな顔をし、はるかは、いかにも嫌そうに発言者を睨みつけたものだ。
 彼は30歳を超えた行員にもかかわらず、心底から震え上がったことは、照美とはるかの知る余地の無いところである。

 さて、照美によって、要領よく、郁子の身分を説明されたはるかは、目を丸くした。当たり前だろ、あの西宮由加里の妹だと言うのだ。確かに血が繋がっていないのだろう、顔の作りそのものが違う。絵で言えば、その根底にあるタッチが違うのである。
 はるかは、少女に対する自分の第一印象よりも、親友が彼女を気に入っていることに注目した。明らかに、疑似的に姉妹を演じることを、楽しんでいる。
 確かに、一人っ子であるはるかにも、その気持ちはわかる。ただし、実母と実父に育てられている彼女には、親友の気持ちの深いところまではわからない。彼女はそれを自覚していた。自分にその資格はない、と思っている。 それは自分の照美への友情の証拠だとも考えている。
「照美、そろそろ、小学生は帰宅する時間だろう」
「まあな、家まで送ろうか?どうした?」
 郁子は、地面に視線を落としていて黙っている。そのようすを見ていると、本当に夕日に呑みこまれてしまいそうに見えた。
「郁子ちゃん?」
 気が付くと、少女は照美のスカートを摑んでいた。
「どうしたの?」
「ウウ・ウ・・」
 あまりに華奢な少女は、その小さな肩を振るわせて泣いていた。さきほど、自分は愛されていないと、冗談交じりに言っていたことが想い出される。
 肩を抱いてやろうと手を回す前に、少女は口を開いた。
「お、お姉さん・・・あ、あたしね、お姉さんって言ってごめんね、お姉さんじゃないのに」
「何をバカなことを言っているの?」
 先ほどは意図していたが、今度はごく自然に少女の肩を抱き締めていた。少しでも力を入れたら、その瞬間、肩胛骨を鎖骨が粉砕していまいそうに思えた。
「ウ・・ううう!?あーあー!!」
「郁子ちゃん!?」
 小さな少女は、顔を真っ赤にして照美の下半身にしがみついて、泣きじゃくりはじめた。
端で見ている、はるかは、往来の視線が気になったが、単なる姉妹の家族ドラマだと思って、温かい微笑を投げキッスしてくるだけだ。
 一方、照美は、そんなことは全く気にしていない。
 なんと、この美少女が涙を浮かべている。由加里に見せてやりたいと思った。きっと、彼女は照美にいじめられることを誇りに思うだろう。

 この小さな少女は、はるかをも、理性の楽園から追放せしめたのである。
 
 しばらく経って、ようやく泣きやんだ郁子は、照美に手をつながれて帰宅の途にあった。
「・・・ご、ごめんなさい」
「いいのよ、郁子ちゃん、よかったら、私のことをお姉さんって呼べば」
 しかし、照美は少女を笑わすことも忘れなかった。
「そして、この大きなのはお兄さんって呼びなさい」
「おい、照美!」
 大きな手が照美の頭を摑みとった。
「痛いな、はるか!」
「フフ・・・」
 照美の意図どおりに、郁子は笑い出した。
「ま、それは冗談として、別に冗談にしなくてもいいんだけど・・・」
「冗談だ!」
 地獄の底から響いてきそう名声を無視して、照美は言う。
「私の妹でもいいよ、そうだ、本当に私たちの妹になろうよ、ね、郁子ちゃん、三國志って知ってる?」
「知らない」
 素直に答える。

 おい、おい、小学生に何を言って居るんだと、はるかは制しようとするが、照美はまたも無視する。
「桃の誓いって言うのがあるの、桃の木の下で3人の男が兄弟の誓いをするのよ」
「その人たちって、3人とも赤の他人なの?」
「そうよ」
 照美は、公園の前にある門石に座った。こうすると郁子と目線が合う。
「あそこに、蜜柑の木があるわ、あの下で、3人で姉妹の誓いをするの」
 小さな両肩に手を添えると、それほど大きくもない木の下まで押していく。すでに誘蛾灯が光る時間になっている。
 郁子は、人形かと思わせるほどに従順に照美の意思に従う。頼りなさげなその姿は、護ってやりたいと思わせるのに充分だ。
 言うまでもないことだが、蜜柑の季節ではない。だが、先入観からか、甘酸っぱい匂いが漂っている気がする。
 郁子は、照美から離れると、木に寄っかかった。上目遣いで姉になる中学生を見あげる。
「本当に?」
「もちろん!」
 半分ほど、あほらしいと頭を掻いたはるかだが、すぐに、親友が本気だと気づいた。他人の中で育てられるとはどんな感じだろう。たしかに、彼女は継母や継父にこれ以上はないというほどに愛されている。だが、自分とて、照美とは血など全く繋がっていないのだ。
 しかし、彼女をとても大事に思っている。肉親として愛しているとさえ言える。だが、悔しいことに、この美少女に継母たちと同様に、人並みの幸福を感じさせてあげられない。なんと、もどかしいことか。
もしかしたら、この小学生がそれを実現させてくれるかもしれない、はるかはそう思った。

「そうだな、そうしよう。しかし、私は女だからな、郁子ちゃん」
「はい、お兄ちゃん!」
「こら!」
 はるかは、新しく妹になった少女の頭をごつんとやった。
「私は、お姉さんなのよ、区別がつかないじゃない!」
「はるかお姉さんでいい」
「え?はるかお姉さんだって?あはははは!」
「笑うな!照美!」
 そう言っているはるかも笑い出した。それに釣られて郁子も笑い始める。あっと言う間に、笑声の合唱となった。
 笑いが絶えると、照美は郁子をその腕の中に入れた。
「そろそろ、帰ろうか」
「うん」
 郁子は再び、涙目になった。
「郁子、妹だよね」
 可愛らしい小学生を愛でながら、照美は突如として怒りを抱きはじめた。言うまでもなく、彼女の姉である、由加里であり。
 3人連れだって歩きながら、絶世の美少女は、彼女へのさらなる攻撃を誓った。
一方、テニスラケットを背負う少女は、幾ばくかの不安を抱いていた。こんな小さな少女を由加里いじめに巻き込むことである。彼女は、ほぼ親友の意図を察知していた。だが、彼女の境遇を思うと、それをあからさまに批判するわけにはいかなかったのである。
 何故ならば、すでに、親友を護り続けると、そして、同じ狢で在り続けると、はるかは、これらのことをかつて自分に誓ったからである。



テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト