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『由加里 78』

 はるかと照美、それにゆららの3人が大人を巻き込んで、青春ドラマに明け暮れている時に、別の空間では人倫と人間性を同時に無視した行いが続いていた。
 それも病院という清潔と奉仕の白に塗り込められた場所においてのことである。暗い病室の中では絶対的強者が弱者を思うがままにしていた。まさにしたい放題とはこのことであろう。
 白衣の天使は妖女となって幼気な少女に絡みついている。大蛇が小蛇を捕って喰おうという絵画が額に嵌ってひとつの作品になろうとしている。

「ァァ・・・ウウウ、ウ・ウ・ひ、いや・・・・・や、やめて・・・・・ウウ」
 
 全身の血管に針金を突っ込まれるような気がする。少しでも動けば激痛が走る。羞恥心は、自らの身体を縛って虜にしていた。そのために、自ら声を抑えてくれるのだから、陵辱者としてはこれ以上のサービスは考えられないというものだ。

「何が、やめてよ。もっとしてほしいくせに・・・・フフ」
「ウウ・・ウ・ウ、そ、そ、そんな、う、嘘です・・・ウウ・ウ・ウ」

 ことここに来ても、少女は、知的で清楚な自分を保つことに固執している。可南子にしてみれば、それが彼女を憎むと同時に可愛らしいとも思うわけである。可南子は、咲きかけた蕾に接吻した。

「アア・あ?! 痛いああああああ!?」 
 可南子は自らの指を少女の性器に食い込ませた。海鼠の内臓は看護婦の残酷な指によって、捻られ、握りつぶされた挙げ句に、身体の外に引きずり出されんばかりに引っ張られた。当然、脊椎に鉄芯を押し込められたような激痛が走るのは、言うまでもないことであろう。
 さすがに、この時は叫び声を押さえることができなかった。それでも、極力控えようとの努力は見て取れたが。
 首筋に光る汗は、小蛇ののたうつ姿を彷彿とさせた。
 可南子はそれを見ると残酷に反転した目をさらにもう360度回転させた。サメに襲われた経験はある人はわかるだろうが、彼らが噛みつくとき、その黒い目は白に変色するのである。彼女のさまはそれに酷似している。
「このインラン中学生、まだイくのは早いわよ。ふふふ」
 数万の針が絡みついてくるような声が、由加里の肩に響く。少女はそれを地獄からの誘いのように受け止めていた。もう、これから自分は人間ではなくなるのだと思った。地獄の囚人になってこの看護婦から一生辱めを受け続ける。それが運命なのだと諦観するまでに至った ――――少なくとも本人はそう思っていた。
 しかし、いざ、それが実行されるとなると話は別だった。
 おもむろに、性器に硬質な物質が押しつけられたのである。

「ひ、つ、冷たい!!?何?」
 悪ガキに摘まれたヒヨコのような声が、少女の口から零れた。しかし、それは硬いだけでなく粘着質な性格を性器で感じることができた。

―――――これは、まさか。
「これが、何かわかるかしら?さっき、由加里ちゃんが触れていたものよ。とても気持ちよさそうにね」
可南子はヒヨコの頭をむんずと摑むと、自分の方に引き寄せた。乱暴な手つきが僧坊筋と胸鎖乳突筋を強(したた)かに痛めた。
 口ぶりと打って変わって残酷な仕打ちに、由加里は怖れ戦いた。
 もっとも、彼女にとってこの世で最も怖いのは、海崎照美なのだ。彼女に比べたら、可南子など小鳥の啄んだ芋虫にすぎない。
 妖女の姿に、冷たく笑う悪魔を思い浮かべて、由加里は戦慄を憶えた。しかし、それは記憶が造り出す一種の幻想にすぎない。今、それどころではない事態が少女に起ころうとしていた。精神だけではなく肉体にも及ぶ、実体としての恐怖が降り懸かろうとしていたのである。

「私の顔を見なさい ―――」
「ウウ・・ウ」

 由加里は、記憶の中の悪魔ではなく実体を持った悪魔を目の前にした。三次元を占める実体の前では、記憶や幻想などあさっての方向に飛び去ってしまう。

「これが何か、おわかり?」
「ウウ・ウ・・ウウ・・ウ?!」
 少女は、どす黒くそそり立つ物体に可愛らしい頬を犯されていた。由加里はその正体を知っていた。何の雛形なのか過去の記憶を訪ねなくても諳(そら)んじることができた。
 その理由は知らなかった。思い出したくもなかった、はるかに読むことを強要された書籍類のことなどは。
「ウウ・ウウ・・ウ・ウ・ウウ!?」
「どうしたの? 由加里ちゃんはこれが何なのか知っているのね」
 由加里が水を浴びたように、泣き続けるのは可南子が怖いせいではない。自分が、それを知っていることが悔しかったのだ。普通の中学生の女の子だったら、そのような知識があるはずがない。そう思ったのだ。
 可南子が示したのは、ペニスの雛形である。しかも、双頭である。読書の知識から、それが女性同性愛用の道具であることはすぐに知れた。

―――まさか。

 すぐに、自分が悟った事実を打ち消そうとした。そんなことはあり得ないはずだった。いや、あってはならないはずだった。しかし、目の前に提示された現実は、少女にある事実の訪れを突きつけたのである。
 可南子の娘である、かなんに強要されたレズ行為とは違う。未体験ながらも、これから可南子にされようとしていることが、単なるマネゴトと一線を画すことを知性の何処かで思い知らされたのである。
 可南子は、由加里がもはや人語をしゃべれる状態ではないことを悟っていた。

「じゃ、もはや、前フリも解説もいらないわネ!?」

 少女が自分の魔力によって身動きすらできなくなっていることを知った。潮時だと感じた。だから準備を始める。
 自分の膝の上で固まっている少女を少しどかすと、双頭ペニスの一方を自らの股間に埋め始めた。 驚くことに、少女が知らないうちに、彼女は下着を脱いでいた。暗闇なので色や形態は、まったく判別できない。
 可南子が出す音は、とても普通の人間の声には思えなかった。犬や猫などの哺乳動物のそれでさえない。昆虫や節足類が出す、一種、機械音に酷似した摩擦音だった。無機質な音は、その出し主の冷酷さや無神経さをあますところなく表していた。
作り物にしか見えない笑いを浮かべて妖女は言った。
「ううウウウ・・・ふう・・・ふふ、準備ができたわよ」
「じゅ、準備って・・・・・」
 こと、ここに至っても、視線を反らした由加里は自分が普通の女の子であろうとした。


 由加里が大事なものを失おうとしていたとき、鈴木ゆららは人生において大事な宝石をその手に乗せようとしていた。
 少女は、車窓の外を夢見る心地で見つめていた。流れる電飾のラインは、イメージの中で培ったパリの夜のようで、とても現実には思えなかった。
 照美やはるかと言ったクラスでも憧れの人たちと親しく会話をし、このような処にまで連れて行ってもらった。
 それだけではなく ―――――。
 雲の上の人間だと思っていた、今でも思っているが、そのアスリートに出会い、信じられない場所にまで足を踏み入れた。例えるならば、封建時代の農奴が貴族の城に招待されるようなものである。  当時の庶民にとって、そのような場所には精神的な防壁がオーラのように取り巻いていたにちがいないのだ。
 きっと、一歩、踏み入れたとたんに雷を落とされたような衝撃を受けたかもしれない。
 ゆららは、そんな思いだった。

 テニスの後は、食事に連れ行ってもらったのだが、その豪華さはさることながら、西沢あゆみが支払った金額に驚いたのである。カードを使ったのだが、そのときにレジ打ちの女性の口から出てきた数字に我が耳を疑った。
――――42000円になります。
「そう」
 あゆみのいかにも当たり前のような受け答えにも度肝を抜かれた。カードを受け取る手の動きは、まるで町中で配っているティッシュを受け取るように見えた。
当然、店外に出たあとであゆみに言った。
「あの ―」
 もっとも、それしか言葉にできなかったが。
「口に合ったかしら? え? いいのよ、出会いのしるしってことでね」
「そんな、私が困ります、母が ――――」
 そう言いかけて、自分の家にそのような金額をしはらう余裕がないことがおもい出された。
「子供は大人を食い物にして育つものよ、ふふ」
「す、すいません、ありがとうございました」
 あゆみは指で少女の額を撫でた。そして、背後を振り向くと声色を変えた。
「おい、はるか、お前は感謝の言葉もないのか」
「へへん、どうせ、親分肌を見せたいんでしょう?」
 悪びれるでもなくはるかは返した。まるでラーメンをおごってもらったごとくだ。しかし、次の瞬間には態度を変えていた。照美に視線を移したのを確認すると、ゆららの耳元に囁いた。
「この人、こういうのが好きなんだよ。気にすることない」
 自分の境遇を気遣ってくれている。ゆららは心の中が温まるのを感じた。しかし、気が付くと、鉱毒に侵された農地のように、穴を掘れば掘るほど惨めな気持が臭気を発するのだった。だが、それは同時に底のない自己嫌悪を導くことになる。まさに無間地獄とはこのことだった。
「・・・・・・・・・・・・・」
 はるかは、そんなゆららにかける言葉をもはや持ち合わせていなかった。ここで何を言っても自己弁護か軽い同情論に陥ることを知っていたのだ。
 ただ、寄り添うことだけがゆららに対する友情の証だった。

 車は、夜の闇を縫ってネオンサインを引き裂く。カーブを切るたびに、それらは赤や黄、そして、青の点滅を促し、さながらオモチャ箱をひっくり返したように見えた。自然と、それは喧噪とでも言うべき音を生じせしめ、視覚に訴える騒音と合わせて、まる空襲のように映る。
 街を行き交う人たちは、どれを見てもかまびすしく、忙しいように見えた。その有様は何時か映像で見た焼夷弾から逃げまどう住民にそっくりだった。
 そして、その中に、自身も含まれているのだ。
 今、塾帰りらしい少女が、車に衝突されかけた。けたたましい警告音にさらなるダメージを受けている。肩を狭めて、事態をやり過ごそうとしている姿は、まさにいじめらられていたゆらら本人のそのものではなかったか。
 今度は別の車に警告音をぶつけられた少女は、畳み掛けられるように、粗野な運転手に怒鳴りつけられた。

「何をやっているんだ、あの車!」
  背後から警告音をぶっ放そうとして、思い留めた。さらに少女が怯えるだけだと思ったのだ。
ゆららは、別の思いが過ぎるのを苦々しく思った。西宮由加里のことだ。照美やはるかが、自分に対して、信じられないほどに優しく接してくれる。一方、彼女に対しては、地獄の悪魔になってしまう。これはどういうことだろう。
―――あの人は自業自得なのよ!
 ゆららは、その言葉が自分を納得させられないことを知っていた。しかし、あえてそう思うことによって、自分を誤魔化そうとした。
 そうしなければ自分が保たない。
 もしも、いじめに荷担したならば、自分もかつて、自分をいじめた人たちと同列になってしまうからだ。それは決して認められないことだからだ。
 漫然としない気持で、夜の街を見遣るゆららである。しかし、照美の美貌が視界に入ったとき、彼女に伝えるべき事を思いだして、そこに電気を通らせたように、髪の毛の一部を針のように尖らせた。


 
 





テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

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