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『少女が死にました1』18禁バージョン

 佐原陽子は首をひねっていた。両親の遺体と対面して、そのショックから冷めるのにかなりの時間がかかったとはいえ、今、彼女が置かれている状況とは幸福とはほど遠い状態だからである。
かつて、伯母と呼んでいた相手は、ヴァージョンアップして、継母と呼ぶことになった。それを聞いて、ゲーム好きのお兄さんがそう言っていた。後から思えば、何とも無神経な中学生だったが、当時の陽子は、そんなことを忖度する余裕がない。
 今からおもえば、赤西家に到着した夜に継母から聞いた言葉、「今日は、陽子ちゃんは
お客さんだからね」の意味が次の日になってわかるようになってきた。
翌朝、土曜日だったので学校は休みだった。
遠くから鶏が鳴く声が聞こえると途端にふすまが開いて、そこには継母が立っていた。昨日と裏腹に何処かかしこまっていて、非常に他人行儀だった。その態度に不自然に感じるより先に冷たい言葉をかけられた。
「このふすまを境に、ここは佐原家ですからね」
自分に対して敬語?と陽子は思った。
どういうとかと質問する前に、朝食が乗った盆が目の前を移動する。まるで浮遊しているように見えた。
「明日から、いえ、今晩からは自分で取りに来てもらいますよ。いいですね、陽子さん」
「え?・・・はい」
思いよらぬ言葉に、陽子は、半ば、いや、半ば以上、強制されたかたちで肯くしかなかった。
「お、おばさん・・」
「おかあさんでしょ?」
 言葉の内容と裏腹に、冷え切った印象に頬を強張らせる。
以前の伯母とは打って変わった態度に、少女は言葉を失っていた。
「あ、あの・・・」
「何かしら?」
「学校のことですけど・・・・」
つられて、思わず敬語になってしまう。
「保護者になったんだから、当然の義務よね」
「な、何が?」
「あなたを学校に行かせること・・・」
 保護者という言葉に、かっこ付がついていることがあからさまだった。いったい、どうしたというのだろう。何か、自分に落ち度があったとでもいうのだろうか。継母は、彼女にそんな考えをする余裕を与えない。
「それから、佐原家の玄関はあそこですからね」と指差したのは御勝手だった。すぐにわかったことだが、そのために少女にこの部屋を宛がったのである。佐原という、少女が失ったはずのみよじが異様に軽々しく聞こえて、とても不安に思った。
「いいですか、ここからは他の家ですからね。陽子さんはお友達の家に勝手にはいらないでしょう?どそういう時はどうする?」
「ピンポンを押します・・・」
「よくできました。ここにはそんな気の利いたものはないから、これで代用してちょうだい」と渡されたのはベルだった。
何か、ショックなことをいわれているのは、理解できるのだが、あまりにも矢継早に繰り出してくるために、頭が即座に吸収するのを拒否している。電気と同じでショートすることで、いちどに高い電圧がかかることを防いでいるのだろう。
そうしたときに、まず彼女が自分を守るために思い出したのが、従妹である、いま、姉妹になった、恵美たちのことだった。
「あ、恵美ちゃんは・・・・」
ふと、継母の顔が、かつて陽子が知った伯母に戻ったような気がしたが、それはごく一瞬にすぎなかった。
「恵美は友達のところに遊びに行っているわ。あなたには用があるんだけど、買ってきてほしいものがあるの」
 昨夜、恵美と彼女の妹の百合は、陽子を訪れて、ずっと、泣き続ける彼女の背中をさすってくれた。記憶では、明日、友達に紹介してくれるということだった。きっと、後で連れてきてくれるのだと高をくくった。
 継母から渡されたものは、お金と半分に折った紙だった。開く前に口頭で説明された。
「買うべきものと道順を書いたから、よろしく」とそっけない。だが、言うべきことを言わねばならない。
 つい、伯母の態度につられて敬語になってしまう。事実、彼女がかけてくる無言の圧力にはそうしなければならないように思わせる迫力が備わっている。
「お、お願いが・・・あるんですけど」
 それは、従妹たちにも言ったことだった。
「何かしら?」
「パパとママのことは、誰にも言わないでほしいの」
「そう、わかったわ」
 本当に理解しているのだろうかと、疑わせるような言い方だった。その上、さらに渡された買い物籠をぶら下げてふすま跨ごうとすると、冷たい手と腕がにょっきっと出てきて、御勝手を指さした。無言だった。それがなおのこと冷たく感じた。顔を見上げると、普段は本当に美しいと感嘆していたのに、それゆえになおさら寒々と感じられて、おもわず涙ぐんでしまった。
 とぼとぼと、外に出る。いつ、用意したのか、彼女が履いてきた靴がそこにあった。
 
 しかし、元来、根が強い陽子のこと、「きっと、気に入らないことを私がしたんだわ」と気を取り直した。頑張って、この家に役立つことをすれば認めてくれるにちがいない、と健気にも、何の保証も担保もないのに、力瘤を作ってみた。

 陽子がひたひたと買い物に向かうと、ちょうど、恵美たちがやってきた。
「どうしたの?買い物に行くなんて?みんなに紹介しようって言ってたじゃない」
「だって・・」
 いつにない従妹の態度に、少女はサメに指を食いちぎられた気分になった。いったい、彼女が何を責めているのかわからない。買い物は継母に頼まれたから、やっているのだし、もしも、それを知らないというならば、きっと説明すればわかってくれるだろう。しかし、従妹は、陽子の予想外のことを言い出した。
「陽子ちゃんから、買い物に行きたいって、催促したんだって?・・・・」
 何か言いたげに、従妹は黙りこくってしまった。そんなに睨まないでと、陽子は思わず涙ぐんだ。
 恵美にしてみれば、今、自分を支配している感情をどう説明していいのか、うまく言語化できずに戸惑っているのだ。あいにくと、それは身近な大人が、しかも、それを言うのにふさわしい人間が変わりを果たしてくれた。
 たまたま、所用があって出かけていた父親が帰宅したのだ。
「陽子ちゃん、別に気を使わなくていいんだよ」
 少しばかり、頭に白い物が混じっているが、ふさふさした髪の毛からは、一見、学者風のインテリめいた知的さを醸し出している。陽子は、小さいころからこの叔父に好感を持っていたから、彼の好意を素直に受け止めたかった。しかし、それはできにくい状況だった。が、しかし、むしろ、彼が出現したことで場の空気は悪化の一途をたどったようだ。
 陽子が、叔父、正しくは継父だが、彼に対していい子ちゃんの態度を取ったために、恵美が妹の清美の手を取って、みんなをあさっての方向に連れて行こうとした、少女の知らない場所へと。
もう一人の従妹、清美は小型の恵美というほどにそっくりなのだが、心配そうな顔でこちらを見ていたが、姉によって無理やりに引き寄せられた。ふと見えた、恵美の顔は、あきらかに自分に対して反感を抱いていた。顔をつぶされたとでも思っているのだろうか。だが、継母から買い物を頼まれたのは事実なのである。
継父は、すでに家の中に消えていた。だから、自分の心を補強してくれる相手をみつけようにも、そこには誰もいなくなっていた。

何かに促されて中の紙を取り出して開いてみると、はたして、そこには何も書かれていなかった。キツネに包まれた気分で玄関に入っていく。そして、家の中に入ろうとすると、継母が笑っていた。だが、それにはとてつもなく温度が感じられなかった。
「昨日、教えたこと、まだ覚えていないの?」
「・・・・」
むしろ、強烈に怒鳴りつけられた方がどれほど楽だろう。しかし、彼女は表情を変えずに続ける。
「何って言ったかしら?」
「・・・・・」
継母に言いたいことは山ほどあるが、頭の中が真っ白になってしまった。その様子を楽しむように、冷たい脅迫は続く。
「でも・・・」
「でも、じゃないでしょう・・」
「何も、書いてありませんでした」
「そう、書き忘れたみたいね」
勇気を振り絞って言いたいことを告げても、あっさりとそう返されると、もはや、どんな反応をしていいのかわからない。
「この件はわるかったわ・・・」
継母は無言で責めてくる。よもや、疑うようなことはないでしょうね、ということだ。
「ご、ごめんなさい・・・・」
思わず、涙ぐむ少女。
「別に泣くことないわよ」
「・・・・」
 優しげにほほ笑むが、偽りのマリアにしか見えない。
「ちょうど、新しい用ができたから、そちらに行ってほしいの、買い物は恵美に任せるから」
「はい・・・・」
 「そうだ、陽子ちゃんにはたんとオメカシして、言ってほしいいんだ」
急に猫なで声になったのに驚いて、少女は思わず唾を飲んだ。
 怯える少女を玄関に招じ入れる。決して、入ってはいけないと言われているので、薄いえんじ色の床が、あたかも黄金のように思える。伯母が連れていったのは、少女も入ったことのある恵美の部屋だった。
アイボリーのクローゼットを開くと赤いワンピースのドレスを取り出した。まるで余所行きの服に驚いた。彼女の姿勢から、明らかに着用を命じているのがわかる。
従妹の服を、彼女の許しを得ずに着ていいものかと、訝りながらもそでを通す。彼女の方が背が高いし、目方もあるのだから、当然のようにサイズが合わない。だが、陽子がふとっているというわけではない。小学6年生にしては背が高いが、どちらかというと痩せている、ローレル指数からすれば、従妹よりもパラメーターが低いだろう。
陽子は改めて自分の身体を鏡に映してみた。
身体に食い込む生地。あきらかに、これは小さすぎる。もう少しで乳首が見えてしまいそうだ。思わず胸を隠す。幸か不幸か、少女は気づかないことだが、おとなの目線からすれば簡単に見えてしまう。
おまけに、丈が低いために少しでも歩けばおしりが見えてしまいそうだ。
とたんに、顔から火が出てしまいそうだ。
 この格好で、いったい、何処に行けというのだろう。外を歩くなど、羞恥心の強い少女には耐えらないことだった。
 

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

お久し振りです。
 お久し振りです。
 大変、ご無沙汰していました。
 通常の小説の方にかかり切りで、こちらがお留守になっていました。
 さいきん、復活しようかなあと、考えています。
 プロットの製作からになりますが、今は、思考中の段階です。
 じっさいに、上梓できるのはいつになるか、わかりません。

 久しぶりに、サイトに足を運んで、未だに100人近くの方が来訪されていることに驚きました。
 心して、再びアップできることを目指したいと思います。

 通常サイトの方でも、小説を書いていますが、作品に対する哲学、信条はほとんど代わりません。
 18禁ではないので、エロは入っていませんが、よろしければお楽しみください。
http://aliceizer.blog24.fc2.com/

 

テーマ:エログ - ジャンル:アダルト

『おしっこ少女 11』


 目を覚ました少女は、まず自分が何処にいるのか探した。
「ウッ・・・・!?」
 蜂に刺されたかのような痛みが股間を突き刺す。中学生は眉を顰めた。それでも、意識の覚醒がうまくいかない。今は、何年、何月、何日なのか、そして、現在の時刻はいつか、すべてが曖昧模糊の海に溺れている。
 しかし、時間が進むにつれて、自分が置かれている状況がはっきりしてくる、現在、過去、そして、想定されうる未来が明かになっていく。
 「あ?!・・・・よかった」
 少女は胸を撫で下ろした。
 彼女の中では、現在は土曜日の夜ということに決定されたからだ。

 そんな少女を晴海は微笑を浮かべながら立っていた。その手にはワインが入ったグラスが握られている。
「ア・・・・?」
 少女を見下ろす。晴海は、弱者に向ける強者の笑いを隠さずに言う。
「今は、日曜日の夜よ、まひるちゃんたら赤ちゃんみたいに寝込んでいたわよ」
「そ、そんな・・・」
 美しい女性の声を聴いたとたんに、少女はおろおろし、自分の携帯を探した。
「あはははは、嘘よ、今日は土曜日よ」
「ウ・・う!?」
 恨めしげに睨む姿も可愛らしい。
 女性捜査官は音も立てずに少女に近づくと自らの左手を彼女の肩に添わす。そのあまりの冷たさに、ドライアイスに触れるような冷たい熱に中学生の女の子は粟をプリンの肌に作る。
 晴海は、優しく微笑むと言った。鏡を見るように促して・・・。
「それよりも、そのネグリゲェはどうかしら?あなたの身体に合わせた特注品なのよ」
「え?ぁ・・・」
 思わず、胸と股間を隠す。

 エナメル種の黒光りを発する生地は、さきほどまで少女を閉じ込めていた悪魔の衣装ではないが、しっとりと少女にまとわりつく。だが、胸と股間の部分は、ナイロンのような光沢があり、かつ、半透明な生地で覆われているだけだ。乳首、性器ともに、少女の局所は哀れにも外部に晒されている。
 晴海は少女の背中に回ると、少女をベッドに押し倒しながら背後からキスをする。
「う・・・うぐ・・・ぅ」
 今の今まで大人の女性が呑んでいたワインのせいだろう。唾液が流れてくると、恍惚とした気分に襲われる。
「ねえ、この胸、もっと大きくなりたい?」
「ぅあ・・はあ・・ぅあ・・あぅ、いや」
 まひるは、芽乳房に毛が生えたていどの胸を揉まれながら喘ぐ。晴海の吐息が冷たいのに、やけに生暖かい。背後から伸びてくる手は少女の乳首を摘んだり抓ったりして心ゆくまで弄ぶ。力の加減によって、少女の口から零れる喘ぎ声や表情が変容していくのを、つぶさに観察しながら、女性捜査官は悦に浸っている。
 しかし、次の瞬間には、自分は何をやっているのかしらと、我に帰り自分の手が行っている行為を第三者的に観察したりする。
 そんな冷めやすい自分に嫌気を感じながらも、少女を所有する行為を続行する。やがて、女子中学生の耳たぶを唇で摘むという暴挙に出た。
「ああありゅるるるる!」
 まるで宇宙人の断末魔のような声を出して、性器を刺激されずにオルガルムスに達してしまった。少女のはち切れそうな大腿に熱いものが流れる。それは血潮のように思えた。このまま出血多量で死んでしまうような気がした。畏れおおい快感のために、意識が混濁する。倫理的にも、そして、少女が生まれながらに持ち得ている自尊心の高さからも、それを丸ごと受け入れることは至難の業だったのである。

「はぁ・・はぁ・・・はぁ」
「ふふ、本当にいやらしい娘ねえ、胸を揉まれるだけでイっちゃうなんて、あれ、イっちゃうって意味がわかるのかしら?意外と遊んでいるのね、同級生の男の子と遊んだりしているのかしら?」
「ぁハア・・・ア・・・・・ぁ」 
 少女は、気だるい安逸の中、まるで天界の住人のうわさ話を聞くような心持ちだった。だがら、その内容がいかに自分を侮辱するものであっても、彼女の感情の海に小波すら立てることはなかった。
 しかしながら、それが家族に関する内容になると、少女の顔色が変わった。
「一体、どういう家庭からこんなインランな女の子が育つのかしら?」
「ち、違う!ゥア・・あ!」
 無意識のうちに動いた身体は自らを官能の渦に貶めた。それは抗議の意思を意味していたが、自らの痴態の前に完全に説得力を失ってしまった。
「何が違うのかしら?」
 女性キャリア警察官は、大腿を濡らす愛液に手を浸すと、少女の鼻に塗り付けた。
「ご自分のいやらしい液はどんな臭いがするのかしら?」
 返す刀で自分の指を整いすぎた造形物である、鼻に近づけるとわざとらしく鼻腔を動かして見せる。
「本当に、すごい臭いね」
「う、嘘です!うぅぅぅ!!」
「まひるちゃん、こんなひどい臭いを嗅ぎ分けられないなんて、相当ひどい蓄膿症じゃないの?いい耳鼻咽頭科の
医者を知っているわよ、紹介しようか?」

 晴海の慧眼に睨みつけられると、少女は思わず目をそらした。
「どうして、逸らすの?自分に自信がないんでしょう?家族にね」
「そ、それはどういうこと!?」
 自分よりもはるかに力が上の人間に敬語を使うことも忘れて、少女は可愛らしい顔をくしゃくしゃにして抗議する。
 顕わされた美少女の感情は、晴海にとって煌めく貴重な宝石に思えた。が、しかし、その美しさに視力を奪われている場合ではない。
「もしかして、家族に愛されていないって思ってない?」
 少女は、華奢な筋肉にありったけの力をこめて殴りかかる。
 けっして、言ってはいけないことを口にしてしまったのである。しかし、そんなことは織り込み済みである。
 すべてを見透かしていたかのように、晴海は身体を動かした。
 涙の珠を中空に散らしながら、襲い掛かってくる少女の鉄拳をいとも簡単に握りつぶす。
「っうううう!?痛い!!」
「我ながら、大人げないわね、キャリアとはいえ、私は柔道の有段者なのよ」
 
 この細い身体からどうしてこんな強靱な力が生まれるのか、少女は不思議でたまらない。そうか、イチローも細いのかと、床に押し付けられるという恥辱の中で、何処か冷静な自分を発見した。
少女は頭を床に押し付けられ片腕を限界まで折られるという、テレビドラマでよく見る犯人のような姿態を強制されている。
「ほら!正座するの!」
「あぎぃ!?痛ぁあ!!」
 ハイヒールで大腿をしたたかに蹴られた美少女は、整った顔を苦痛に歪めた。
涙が頬を通って鼻にかかる。力によって無理矢理に自己の意思を踏みにじられる。被虐のヒロインは、それをまさに味わっている。
「ウグググ・・・・」
「ごめんなさいね、私は軽いから痛くもないでしょ?」
 何と、残酷にも少女を椅子にしてしまった。

「あうううぅう・・・・アクゥゥゥグググィウウゥ・・・・ウウ・・ウ・」
「何をそんなに悲しくて泣いているのかしら?」
 泣き声が小さくなっていくのを聞いて、女性捜査官は少女のこころの危うさを訝った。少女は明かにガラスの心を持っている。これ以上、ぎりぎりと力を入れたらすぐにでも割れてしまいそうだ。だが、その可愛らしい顔が涙に濡れて真っ赤に色づくのを視ると、簡単に鞭を収める気にならないのだった。

 一方、被虐の美少女は、しだいに自分の身体にかかってくる晴海の重量を感じながら、心が粉砕されるのを、そのリアルな音とともに聞いていた。
 春実は、それほど力を入れていないのだが、少女は全身の骨が折れてしまうような恐怖を味わっている。
「ゥゥゥ・・うう・・いぃ、痛いです・・・お、お願い・・うう」
「答えなさい、まひるちゃんはどんな目に遭っているの?」
 言葉で説明しろと、言うのだ。それは同時に、自分の身体に自ら奴隷の烙印を押せと命じているに等しい。何故ならば、言葉をものすということは必然的にその内容を理解せずにはいられないからだ。それ相応の知能を持ち合わせている場合、解釈せずに読むことは不可能である。
「ウウ・・ウウ、うう、ま、まひるは・・」
「ちゃんと、フルネームで言いなさいね」
 腕を捩られた痛みに、少女は苦痛の涙を流した。想像を絶する恐怖は、痛覚を何倍にも敏感にさせているのだ。
「ウググ・・痛いぁあ!・・ぁぁ、さ、さたけ、ま、ま、まひるは、あ、あさぎさんに、座っていただいています・・・うう」
 普段、安藤たち五人から受けている残酷ないじめが、少女をしてそのような言い方を強制せしめたのだろう。
 だが、春実の耳には新鮮に響いた。嗜虐の悦びが、それが例え一瞬であっても、この細身の美女の身体に広がっていったのである。
「じゃあ、まひるちゃんは椅子なのね」
「ウ・・ウ・ウう、は、ハイ・・ウうう」
 少女の中で、自尊心と少女の年齢や性に相応な優しさを求める心が互いにせめぎ合っている。
 女性キャリア捜査官は、少女のそんな内面を外から冷徹に観察しながら、かつ、嗜虐の愉悦にも浸っている。本当に、忙しい女性ではある。
「このまま、ずっと、こうしていようかしら?生の身体は座り心地がいいわね、適度に柔らかいし」
 理性が歪められている少女にとってみれば、晴海の言っていることは真実に聞こえる。果たして、自分は永遠にこのまま固定されてしまうのではないか、そのような恐怖が屈辱的な姿勢をさせられている少女の鼻に侵入して、性器まで貫く。
 耐え難い鼻腔のむず痒さに噎せながら、女子中学生はその小さな身体を張りつめて必死に椅子の役割に徹しようとする。その健気さに愉悦を深めながらも実に奇妙なことだが、この美少女に同情する自分を再発見して苦笑する。実に、人道と道徳律に反することだが、自分はこの哀れな少女を恥ずかしい服を着せ、性的に陵辱した挙げ句、その震える小さな背中に人間椅子よろしく座り込んでいるのだ。
 とうぜんのことながら、彼女を構成している人格の多勢は、少数派の意見などに耳を傾けるはずがない。
「このまま、お外に出ようか?」
「ひ!?」
「ふふ、この世の終わりみたいな顔しちゃって、ふふ、本気よ。このいやらしいおまんこを晒しながら、みんなに見て貰うのよ」
「そ、そんなのって・・・」
「ふふふ、冗談よ。そんなことしたら、警察に通報されるじゃない」
「ウ・ウ・・ウウウウウ・・うう!?」
 冗談が通じないことを分かっていて、少女の口に残酷な言葉をミルクに溶かして流し込んでやった。号泣する少 女の背中に乗りながら、晴海はまったく後悔していないはずだった。


 
『マザーエルザの物語・終章』 キャラクター001 榊あおい
いじめ文学専用サイトイメージガール、エレーヌちゃん

        無題oi
いじめ文学専用サイト総合美術監督オーギュスト・ルノワール画