2ntブログ
いじめ文学専用サイト
主人公はu15の少女たち。 主な内容はいじめ文学。このサイトはアダルトコンテンツを含みます。18歳以下はただちに退去してください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
『由加里 25』
 「やめて!来ないでええええぇ!」
「由加里!開けなさい!一体!何があったの!?出てきて、ママに説明しなさいぃ!!」
春子は、由加里の部屋のドアを激しく叩きながら怒鳴った。
 由加里の自殺騒ぎは、必然的に、両親に知らされることになった。楽しいはずの旅行は、日曜日の夜のうちに切り上げとなり、その日のうちに、父親の運転する車で帰宅した。その最中、由加里は両親の質問には、一切答えなかった。
 そして、帰宅するなり、自室に引きこもった。その上に、机やら本棚やらを放り投げた。ドアにバリケードを作って立てこもったのである。
 部屋の中から、聞こえるのは、由加里の悲愴な泣き声だった。

 夏休み前だと言うのに、真夏のような暑さ。その日も、熱帯夜が首都圏の空を覆った。汗まみれの状態でも、由加里は、冷房も入れずに、寝具に潜り込んだ。内面の苦悩は、少女の脳を食い破るほどだったのである。
 
 由加里の耳の中には、ミチルの最後の言葉が木霊している。貴子と三人になった最後、ミチルはこう言った。
 「最低!わかりましたよ、先輩が嫌われる理由!先輩は人の気持ちがわからないんですね。もういいですよ!」
 貴子は、貴子でどう反応していいのか、わからずたじろぐだけだった。ただ、由加里が走り去った後で、追いかけてきた。
「西宮先輩!反省してくださいよ、どれだけ、ミチルが先輩のこと、心配してきたのか、わからないんですか?」
 それだけ言うと、涙ぐみながらミチルの所に戻っていった。

「ウウウ・・・・!!」
 ミチルは、由加里のことを想うあまり、言い過ぎたのである。
少し考えれば、わかることだったが、当時の由加里にそんな余裕はなかった。
――――もう、終わりだ!だめだ!ミチルちゃんにも嫌われちゃった。
そのことしか頭になかった。
 噎せ返るような暑さの中、由加里は、完全に自分を見失っていた。

 「由加里!由加里!開けなさい!由加里ぃ!」
 母親の声に、ドラムがテンポを作る。ドンドンドン!というドアを叩く音。しかし、その音楽は、少女の耳に入ってこなかった。春子にしてみれば、娘が自殺騒ぎを起こして、帰宅するなり、自室に閉じこもって大声で泣き叫んでいる。気が気でない。彼女としてはドアを叩くぐらいしかできることはないであろう。しかし、夫である和之に諫められて、とりあえずは居間に戻ることにした。
 「ママは、居間にいますからね」
 最後の母親の言葉を由加里の耳に入らなかっただろう。

 「ぁ・・・・・・!!」
 その時、由加里は、自分の秘部に指を這わせていた。もう、彼女を慰める存在は、彼女しかいない。少なくとも、由加里はそういう狭い思考の中に、自分を閉じこめてしまっていた。
 
 「嘘!」
 ここまで来ても、由加里は自分を偽った。無意識のうちに、オナニーをはじめてしまったことを恥じたのだ。しかしながら、官能への欲求を止めることはできない。性器からは、糸を引く粘液が分泌されている。見なくてもわかる。
 もう、ドアを叩く音も聞こえない。この世に存在するのは、西宮由加里ただ、ひとりだけだ。この国の無能な総理大臣も、戦争好きなアメリカの大統領も、大事な家族も、ミチルや貴子も、そして、照美やはるかをはじめとするいじめッ子たちでさえいない。世界はただ、ここだけに存在する。少女のこの狭い部屋だけに。

 「ぁううぅ!」
 押し殺した声が、布団の中に響く。おそらく湿度は100%を超えるだろう。気温は40度を超える。そんな空間に、少女の甘酸っぱい匂いが充満する。聞こえる音は、少女のあえぎ声と、何か濡れた物を擦る音。膣を弄る音である。少女の指は、クリ○リスを中心に、小陰脚の襞の隅々まで、丁寧に刺激していく。
「ァハア・・・ああ!なんて、・・・ア・・・い、いやらしい・・・、はあ・・ア・・・こ、こんなに・・・ぬらし・・ハア・・・ちゃって・・・・・、こんんあ・・はあ・・ヘンタイが同じク・はあぁ・・・ラスだなんて、・はあ!・・・・耐えられないわ」
「・・・・・ああ、許して、・・ハアハア・・・ハアハア・もう、許して・・ハアハア・、いや!見ない・・ハアハア・で見ないでくだ・・ハアハア・ハアさいぃ!!」
 
 由加里は、一人、2役、いや何役もこなしている。いじめっ子といじめられっ子を同時にこなしている。なんと哀しい一人芝居だろうか?
「由加里!・・ハアハア・・お前みたい・・・・・な、ヘンタイは、すぐに死ん・・ハア・・・ゃえ!人前で・・・・・、オナニーでき・る・ハアハア・・なんて、人間じ・・・・・ゃない・・・・・わよ!」

 まるでフランス語のように、鼻に掛かった発音。それはクチュクチュという、濡れた摩擦音と相まって、イチゴのような甘い音楽を奏でている。しかし、それは悲愴な音楽だった。自暴自棄の果てに、自嘲と自己憐憫がからまって、悲愴な通奏低音が加わると、音楽に深みが加わる。
「可哀相な、・・ハアハア・・・ハアハア・ゆ、・・ハアハア・・・ハアハア・由加里は、・・ハアハア・・・ハアハア・クラス、みんなの前で、・・ハアハア・・・ハアハア・・・ハアハア・・・ハアハア・オナニーさせ・・ハアハア・・・ハアハア・られてる」
ご丁寧なことに、実況中継まで自らにしている。
 
 それは、照美たちにどれほど命令されても、頑として拒んできた行為だった。どうして、それを想像してオナニーするのだろう。由加里は本当にマゾのヘンタイなのだろうか。こうやって、いじめられて、辱められる自分を思い浮かべて、行為に耽る。オナニーを自涜というが、まさに、いま、由加里がやっているのは、その意味に限りなく近い。
 
 由加里はバカでないだけに、それを知的に理解した上でやっているのである。しかし、すぐに酔いは醒める。

「ぅうわわああ! ――――――――」
由加里は、ついにオルガルムスに達した。
「・・・・・・!!?」
その直後、蘇った理性と羞恥心に、蝕まれる自分自身を発見した。
「ああ・・・・・ああああ!!」
由加里は、再び激しく泣き始めた。

 「由加里ぃ!」
娘の泣き声を聞いて、居間で、頭を抱えた春子が立ち上がった。
ダコ!バコ!ガサ!!
 その後、ものすごい衝撃音が響いた。そして、ドアの開く音。
「ゆ、由加里ぃ!!」
 上品な装いの、春子のこんな表情を、近所の奥さん連中は見たことがないだろう。しかし、自分の分身ともいうべき、我が子が自殺と聞けば、誰でもそうなるものである。
「由加里!」
 はたして、彼女の娘は、浴室の前に立っていた。全身、汗まみれで、今の今まで、水に浸かっていたかのようだ。
「由加里!」
「ママ・・・・・わ、私、シャワー浴びる・・・・・・」
少女はなぜか、右手を掲げている。
「由加里、左手・・・怪我しているじゃない!?」
「大丈夫・・・・・」

 由加里の左腕からは、血が滴っている。
「由加里!」
「大丈夫だって!」
 少女は、強く言ってから、涙ぐむ母親を見て後悔した。余計に涙がこぼれてくる。それを見せまいと浴室に急ぐ。何故か、怪我している左手で、ドアを開ける。そして、痛みに耐えながら、蛇口を開けた。
 そして、石鹸を取り出すと急いで、両手を洗う。
「痛ッ!!」
湯が沁みる。早く、流してしまいたかった。右手が汚れているのである。

「汚いぃ!!汚いよぉ!!」

 少女自ら、掻きだした膣分泌液を汚いと思っているのだ。いや、そうではあるまい。少女が汚らわしいと思っているのは、おのれの行為そのものだろう。いま、由加里は、自殺寸前の状態に追い込まれている。

 その状態から脱出するために、自涜という行為を使った。官能を一種の麻薬代わりにしたのだ。そのことを恥じている。それが汚れというかたちに転化したわけだ。さきほど、わざわざ痛んでいる左手を使って、ドアを開け、蛇口を捻った。その行為は、汚したくないという彼女の判断である。いや、そもそも、どうして左手が負傷しているのだろう。

 由加里は、自慰を終えたとき、それに使った右手を非常に汚らわしいと見なした。それゆえに、バリケートに使った机やその他家具を、外すのに、左手を使わざるを得なかった。不器用な左手を力仕事に使うことは、必然的に、負傷する結果を産んだ。そのために、わざわざ怪我が悪化することをせざるを得なかったのだ。

 由加里は、中学生としては並はずれた知能の持ち主である。しかしながら、まだ中学生の女の子にすぎないのだ。もしかしたら、その優れた知性が、少女を痛めつけているのかもしれなかった。加えて、気高いプライドも持っている。このことに、まだ少女は気づいていない。やがて、それを知るだろう。もしかしたら、今、味わっている苦痛は、それを少女に知らせるために、天が与えた試練かもしれないのだ。

 「ゆ、由加里!!」
「え?!ママあ!」
 熱いシャワーが少女を洗濯している最中にも、係わらず春子は、浴室のドアを開けた。そして、何も構わずに愛する娘を抱きしめた。
「由加里、由加里!由加里!!」
「ママ、ママが汚れちゃうよぉ!」
 由加里の断末魔のような声が、浴室に木霊する。まるで中世ヨーロッパの漆喰のような浴室は、哀れな母娘にどのような視線を送っているのだろう。
100%を超える湿度と狭い空間は、二人の声を閉じこめて、反響させる。
母と娘の声と声はお互いに、見えない会話をはじめた。
 「何を言っているの?あなたが汚いだなんて!!」
「あああああ!!あたし・・・・・・・・」
湯に濡れながらも、春子は、何も感じなかった。ただ、自分の手から娘を話したくなかっただけだ。

―――由加里が自殺未遂!
 それを聞いて、春子は娘を失いかけたことに気づいた。由加里は、自分のお腹を痛めて産んだ子ではない。しかし、それ故に、娘を愛した、できることなら、まだ幼児だった由加里を食べて、産みなおしたいと思ったほどだ。
「いいなさい!何が汚いの!ママの娘の、あなたが汚いなんてことは!絶対にありえないわ!ママはあなたのおむつを換えたのよ!」
「・・・・・・・ウウ・・・・ウウ!じゃあ、・・・ウウ・由加里が・・・ウウ・・何をした・・・ウウ・・としても、、許してくれる?!」
 由加里が、自分のことを名前で呼ぶのを、春子は久しぶりに聞いた。それは、彼女がずいぶん昔に、はしたないと叱ったものである。
「あたりまえでしょう!!」
「ゆ、由加里、今の今までオナニーしてたんだよ!!」
「それが何なの!?」
「汚くないの!?」
由加里は慟哭した。
「バカ言わないの?どの手でやったの!?」
「・・・・・右手」
春子は、それを聞くなり、娘の右手を抱きしめると舐め始めた。
「汚い!汚いよ!ママが汚れちゃうよぉ!!」
「・・・・・・・・・」
頭からシャワーを浴びながら、ひたすら舐め続ける。

「・・・ああ、くすぐったいよ!ママあ!!」
やがて、由加里はおさまりはじめた。すると、怪我の痛みが襲ってきた。
「ゥウ!痛い!」
「由加里!痛いの?シャワー浴びたら、病院、行こうね、ママが連れて行ってあげるから」
「・・・・・・・・うん」
由加里は静かに頷いた。春子は、娘のそんな姿を見せられると、納得したフリだけでもして、浴室を後にせざるを得なかった。

 ――――違う!何かしら?この感覚は?
少女は、体を洗いながら、小さいころとは違った感覚を味わっていた。それは、幼いころ、ものすごいいやなことがあって、母親に抱かれて寝てしまったときのことである、あの時は、奇麗さっぱり、いやなことは、洗い落とされてしまった。しかし、今はそのように行かないのだ。
 もしかしたら、それは少女の自立の第一歩だったのかもしれない。しかし、それはさらなる少女の受難のはじまりを意味している可能性もあった。

テーマ:萌え - ジャンル:アダルト

コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック