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『マザーエルザの物語・終章 13』
「ハア・・・ハア・・・・・・ハア・・ア・ア・ァァ・・・・ハア」
 あおいは、よつんばいになって、有希江の責めを受けている。幼い肢体を見えない手枷足枷に、拘束されて、恥部を蹂躙されている。その姿は、見方を変えれば、自分から、それをねだっているかのようにすら見える。
「有希江姉さんの言うこと聞くなら、たまには、こうしてあげるわ、これは、あんたへの愛情の記なのよ」
「ウウ・ウ・・ウ・・ウ・ウ・ウ・ウウ!?」
 
 間違っても、いやとは言えない。少女は、頬が焦げてしまいそうな、恥ずかしさに身体が縛れるのを感じた。少しでも、姉の意思に反することをしたら、見捨てられてしまうかもしれない。それは、少女にとって、この家での死を意味する。それは身の60%をもがれてしまうことを意味する。残る40%とは、学校での友人関係を意味する。そのことは、ある意味において、少女の成長を意味するのだろう。

「そんなに、私に嫌われたくないの?」
「ウウ・・ウ・・ウ・・ウ・ウ!?」
 トランスレーションすれば、当たり前のことを聞くなということだ。有希江にとって、それは自明のことだったが、あえて、それを聞いた。それは、彼女の意地悪さを表すものであったが、同時に、何か、底知れない恨みを表明するものでもあった。ただし、後者にあっては、それは無自覚である。ただ、漠然と、いくら妹を愛しても、いつか、裏切られてしまうかのような、焦燥感を抱いている。それは、大同小異ながら、他の家族もそうだった。

「いいじゃない、あんたには、大事なお友達がたくさんいるじゃない。啓子ちゃんとなんて、私たちよりも仲がよかったじゃない」
 有希江は、赤木啓子を思い浮かべた。肩で風を切るような美少女だ。
「・・・・・・・・?!」
 即答できないことが、余計に、あおいを苦しめる。有希江は、それを見越して、言葉を畳み掛けているのだ。肉体的には、おろか、精神的にまで、妹を責めさいなもうというのだ。
 そのあまりにも未発達なさなぎだけでなく、その心まで手に入れようとしているのだろうか。
 いや、さなぎというよりは、糸を巻きはじめた幼虫というべきであろう。
「ウアン・・・・ウア・・・うう!?」
 幼虫は、糸を吐き始めたばかりだ。

 有希江の指は、まだやわらかい糸を、刺激してゆく。まだ乾いてないのか、ねちゃねちゃと、いやらしい音を立てる。
「ぅあぅうう!」
 それは、たまたま、指が、陰核に触れたときだった。今まで、行った刺激のなかで、それが最大だったわけじゃない。
 オルガズムを迎えるために、破るべきダムのようなものがあるとする。その壁は、ガラスのように、ポイントがあるのかもしれない。必ずしも、強く刺激すれば破壊出来るというわけではない。
 いま、ひとつの責めが、あおいを押した。
 その刺激によって、少女は、決壊のときを迎えた。そのダムは、まだ着工からそう経っていないために、キャパシティが大変、少なかった。
「あら、いちゃったわね」 

 にこりともせずに、有希江は言い放った。それには、いかばかりが、蔑視のスパイスが含まれていた。だから、その発言には、少なからず、唾が入っていたにちがいない。
「ウウ・ウ・・ウ・ウ・ウウウ・・・・・ううう!!?」 
 あおいは、わけもわからずに、泣きじゃくりはじめた。よつんばいのままで、顔を床に突き出すという、屈辱的で淫靡な姿勢を強いられているが、何故か、不思議な安心感に全身を包まれるのを感じた。
「ほら、泣かないの、そうだ、お風呂にでも行こうか、涙を拭いて、可愛いあおいちゃんに戻ろうよ」
「ウ・ウ・ウ・ウ・ウウウウ・・・ウ・ウ・ウ・・・・・うう!」

 蔑まれているのか、可愛がられているのか、あおいは、わからなくなった。おそらく、両者が同居しているのだろう。
 すると、なおも流れ続ける涙は、前者のせいなのか、後者のせいなのか。いままで、体験したことのない感情に、少女は打ちのめされた。
 全身が震えて、身動きできないが、有希江に促されて、浴室へと向かう。涙が、床にしみをつくる。少女の柔らかな頬や、顎を伝って、垂れる水滴は、どうしてこんなに奇麗なのだろう。そして、冷たいのだろう。どうして、冷たいことがこんなに美しいのだろう。月と雪は、そう見ていた。

「ゆ、有希江姉さん・・・・ウウ・・・・ウ・ウ・ウ?」
「急ごうよ、風邪、ひいちゃうよ」
 なおも、服を着ることは許されなかったが、有希江は抱擁しながら、連れて行ってくれた。あおいにとってみれば、まさにあめ玉と鞭だった。寒風と温風を交互に、受けているようなものである。
 肩胛骨の下あたりに、何か、柔らかいものを感じた。それは言うまでもなく、姉の乳房である。ふたつの果実は、母親とは違うぬくもりと、弾力をあおい与える。それは、デジャブーを含んでいながら、新しい刺激に満ちている。

「ウウ・・・」
「どう熱くないでしょう?」
 有希江は、温度を確認してから、シャワーをかけてくれた。その気遣いが、かつて、自分が置かれていた境遇を思い出させた。涙は、とうぶん、止まりそうにない。体を伝う湯と合流する。温度が違う水同士が出会うと、互いに、激流を作るというが、この場合は、どんな影響を白い肉体に与えるというのだろう。
 ぶくぶくと、透明な泡を作っては、壊される。それらはおいの肉体の上で、死の舞踏を踊っては、藻くずとなる。少女は、その様子を眺めながらも、感想らしきものは、何も生まれなかった。頭の中がマヒしてしまって、何も考えられない。
「きれいにしようね」
「・・・・」
 有希江の声は、優しい。しかし、それは愛玩動物に向けられるものに近い。あおいは、確かに違和感を抱いていたが、それを言語化するだけの語彙力を持ち合わせていなかった。
 
 だから、何ら抗議らしい言葉を発することはなかった。ただ、居心地の悪さを感じているだけだった。それは、生乾きのコンクリートの上で、ダンスを踊らされるようなものである。靴は、地面に食い込み、脱げそうになって、前につんのめる。そして、コンクリートの青臭い臭いに、思わず吐きそうになる。
「あおいちゃんの肌は、すべすべできれいだよね、はちきれそうよ」
「ああ ――」
 あおいは、有希江に、腹を撫でられて、おもわず呻き声を上げた。
「だめじゃない。せっかく、洗ってるんだから、声をあげたら ――――」
 和歌の結句に何が置かれるのか、あおいは分かっていた。恥ずかしさのために、顔を赤らめる。
「あおいちゃんは、どうして、この下が気持ちいいのか知ってるの?」
「ぁ・・・・・・・・・」

 姉の手は、下腹部を探検しはじめる。産毛の台地をいく。その一本、一本が性感帯につながっているかのように、その手の動きに、いちいち、反応する。
「どうなの?」
「そ、そんな・・・・き、気持いいなんて・・・・・」

――――カマトトぶるんじゃないわよ!
 思わず、怒鳴りつけたくなったが、何とか、自分を制御した。巨大なペニスで、幼児の性器を征服して、何がおもしろいというのだろう。ここは、真綿で締めるようにして、被害者を窒息まで持って行くべきだ。
 しかし、その過程が、サディズムの根幹に係わるなどということは、夢にも思わなかった。自分がやっていることを達観できるほどに、スレていなければ、大人にもなっていない。ただ、ひたすらに、わき起こってくる生の感情に従順なだけである。

―――これでは、人間に品性というものを求めるのは、無理だな。え?生の感情?何処かで聞いた台詞だな。

 有希江は、血のつながった妹を弄びながら、ある感情に、操られていることにすら気づいていない。ただ、意味不明の気持ち悪さを味わっているだけだ。それは、もちろん、極上の悦び、すなわち、サディズムの悦びに混じり込んでいるわけだが、それが如何に微量であっても、無視できない影響を与え続けるのだ。ちょうど、青酸カリが、耳かきイッパイ程度で、ヒトを殺すように。

――――今日は、このていどで許してやるか。
 有希江は、陵辱はここまでにすることにした。石鹸をスポンジに含ませると、手ずから、
洗ってやる。
「いいこと、これからは、自分で洗っちゃだめよ、有希江姉さんがキレイにしてあげる。あおいちゃんは、赤ちゃんなんだから」
 優しげな手つきで、洗ってもらうことは、想像以上の快感を引き寄せる。小さいころは、無自覚に、そのような栄誉に預かっていたと思うと、何だか、もったいないような気がした。少女は、一流のマッサージ師に、身を預けるような気分で、姉に総てを委ねていた。
 そうしていると、ほんとうに、赤ちゃんに戻っていくような気がする。もはや、何も気にする必要はない、摂食や排泄で気に病む必要もない。何もない白紙の状態に、戻っていく。そこは、ミルクのように、やや黄色がかった温かい白に、澱んでいる。

―――え?何か見える?白紙なのに、何もないはず。あおいは、何もできない赤ちゃんなのに。
 少女は、もはや、無色透明のはずだった。キャンバスには、何も描かれていない。しかし、何かを感じる、何か、目指すものがある。それは、明かにベクトルだった。その具体的な道筋は見て取れないが、確かに、矢印ははっきりと見える。ただし、回転しているために、道しるべの役割を果たすことはできない。
―――私が、ここで死んだら、アギリが?! 死ぬわけには ――――私の子が何万と苦しんでいるのに!!
―――え?アギリって? 外国かしら?何処かで聞いたことがある。私は、どうしてこんなことを思っているのかしら?

 あおいは、変な思惟に驚いた。それは、自分の意識の底で見つけた、とてつもなく変なヤツだ。彼に、何を言ったらいいのかわからない。いや、どういう風に表情を造ったらいいのかさえ不明だ。
どうして、自分がこんなことを考えているのか、とうてい理解できない。

―――死ぬだなんて、まだ10年しか生きていないのよ!?私!!
 困惑。幼い少女の脳裏に、そんな感情しか生まれてこない。ビールすら、まともに口にしたことがない大学生が、老酒をがぶ飲みするようなものだ。年齢に合わない思考は、その主を、底を知らない混乱に落とし込める。

―――助けたい、助けたい! 何を犠牲にしても、この人たちを・・・・・。
 少女のイメージに現れたのは、ひび割れた大地と、やけに黒い肌の人たち。彼らは、肋骨の一つ一つが、はっきりと分かるほどに痩せていた。しかも、血の痰を吐き続けている。それなのに、白い肌をした人間に、鞭で打たれている。

―――フランス人。
 少女は、その言葉を、不快な感情とともに、思いだしていた。それは、自分でもいやになるほどに否定的な言葉で満たされていた。

―――え?白い?私も同族?!
 次の瞬間、少女は自らの手を見ていた。それは、フランス人と同じ色をしていた。彼女がどれほど、否定しても、否定できないほどに憎んで、軽蔑した色だった。

テーマ:萌え - ジャンル:アダルト

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